国交省甲府河川国道事務所は、R6大和国道出張所管内防災他工事を進める。内容は防護柵の更新と擁壁の補強が主となる。発注形態は一般競争入札で執行する。本年度内に入札公告と契約まで行って発注する。
同出張所管内の2カ所を対象に、高エネルギー吸収型落石防護柵設置工とコンクリート中詰工を行うもの。
このうちの高エネルギー吸収型落石防護柵設置工は、甲州市内を走る国道20号の一部で進める。
既存の防護柵は、国道20号から山側に備わっている。従来の落石防護柵を撤去した後、既存よりも少し大型のものに更新して、国道への落石対策を行い、利用者の安全確保につなげる。
一方のコンクリート中詰工は、大月市内を走る国道20号の一部で行う。
現場は、谷側を流れている川から擁壁が立ち上がった形で、国道20号が通っているという。
現状としては、既存する擁壁の基礎部分が洗堀されているため、該当箇所にコンクリートを詰めて擁壁の補強を行う。
工事に伴う設計業務については県外業者が担当してまとめた。成果品は既に納品済みとなっている。
工事発注規模は2億円以上、3億円未満を想定している。
工期には約10カ月間を見込んでいる。任意着手方式の余裕期間制度を活用して進め、2025年度内の完了を目指す。