日本下水道事業団(JS)は、静岡県磐田市と下水道事業におけるパートナーシップ連携に17日付けで合意した。また、磐南浄化センターの管理運営協定につき2024年12月23日付けで再締結した。水質保全、地球温暖化の防止、経営の健全化に寄与することを目的とする。
JSは地方公共団体の下水道事業支援に力を入れている。全国の下水道事業は、敷設から更新へとシフトしている。かつては下水道網の拡充が求められた。近年は既存の下水道の維持が課題となっている。しかし下水道を管理する一部の地方公共団体は管理、運営が困難になりつつある。背景には技術者不足と財政難がある。
これを受けてJSは、下水道事業の支援を目的に、現在までに11の地方公共団体や財団法人と連携関係を結んでいる。今回の磐田市との合意、再締結もその一環としてなされた。磐南浄化センターについては維持管理協定の期間満了に伴い、管理運営協定と名称を改めて再出発する。
JSは今後、全国の下水道事業の維持に向け、支援策を拡大していく。