新潟工業高校土木科の2年生31人が24日、北陸インフラDX人材育成センター(新潟市西区)を訪れ、DXやCIM操作体験、遠隔バックホウの見学などを行った。
建設業の担い手確保を目指し、北陸地方整備局北陸技術事務所が開催したもの。4班に分かれてDX機器・シミュレータ体験、CIMモデル操作体験、遠隔バックホウの実演、災害対策用機械などを視察した。
DXルームでは、生徒がバックホウシミュレータ、VR体験、遠隔臨場体験、UAVシミュレータ、除雪トラックシミュレータ、3次元測量体験に挑戦。このうちVR体験は、構造物点検の訓練をゲーム感覚で楽しみながら行うことができるため、生徒からは「結構リアルですね」「面白い」「何時間でもできる」といった声が聞かれた。またバックホウや除雪トラックのシミュレータ体験では、運転や操作に苦戦しつつも、楽しみながらDXを学んだ。
遠隔操作室での遠隔バックホウ見学では、ICT施工の一連の流れを学習し、実際にレバー1本で制御できるバックホウによる水平引きや法面整形の方法などを確認した。
昨年3月の開所以来、同センターで高校生が体験会を行うのは新発田南高校に次いで2校目。来月5日には新潟工業高校1年生も視察・体験する予定だ。
【写真=DXルームで各種DXを体験した。研修ルームではCIMも体験】