行方PA(仮称)に隣接する地域振興施設(道の駅)の整備を進める行方市は、2月中の基本計画案公表に向けた調整を行っている。このほど開催した整備推進協議会にて、素案の作成に向けた意見聴取を実施。今後はパブリックコメントを経て計画策定の運びとなる。2026年度開通を目指す東関道水戸線の整備に合わせ、25年度より実施設計、用地取得、工事と進めていく方針だ。
建設予定地は東関東自動車道水戸線行方PA(仮称)の西側(青沼地内)で計画。両施設は徒歩のみ移動可能とする。導入機能として▽休憩機能=ベンチ・テーブル、授乳室、ベビールーム、駐車場、駐輪場、給電ポート、トイレ▽情報発信機能=情報端末、ディスプレイ▽地域連携機能として=特産品の販売施設、飲食施設▽防災機能=備蓄倉庫、防災トイレ-を想定。
今後の流れとしては、2月中に実施予定のパブリックコメントを経て、基本計画を策定。25年度より実施設計、用地取得、工事と進めていく。現在は3月28日までを履行期限に設定し、建設技術研究所(中央区)が基本計画策定支援業務を担当。需要予測、導入機能および施設規模の検討、施設概略設計、概算事業費の算出、施設の整備・維持管理・運営手法に関する検討調査(PPP/PFI導入可能性調査)、事業スケジュールの検討および基本計画(案)作成などを行っている。
東関道水戸線(潮来~鉾田)に関しては、交差道路の陸橋、横断函渠等の工事がおおむね完了。現在、電力線等の支障物移設を推進している。一部未取得となっている用地の明け渡しが順調な場合、全線開通は26年度となる見込み。行方PA(仮称)については、上り線・下り線の駐車場それぞれで37台分(乗用車12台、大型車25台)を確保。併せて、トイレの整備を予定している。