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新潟県柏崎市

カナデビアJVを特定、新ごみ処理施設建設・運営

2025/01/29 新潟建設新聞

柏崎市は、新ごみ処理場の整備・運営事業者を選定する公募型プロポーザルの結果、カナデビアJVを最優秀提案者に特定した。1者のみの参加だった。提案価格は設計・建設が198億1343万円、20年間の運営費に118億1857万円の計316億3200万円。今後、2月上旬までの契約協議を経て、2月定例議会に本契約を上程する。2029年の新施設稼働を予定し、設計・建設の期間は29年3月まで。施設の運営期間は29年4月から20年間を予定している。


 同JVはカナデビア(旧・日立造船、24年10月に社名変更)が代表企業を務め、構成メンバーは大原鉄工所、植木組柏崎支店、阿部建設、東北工業、大和運送建設、中澤組、カナデビア環境サービスの8者。

新処理場は、松波4地内のクリーンセンター敷地内での建設を計画し、焼却施設はストーカ式の2炉構成で1日当たりの処理能力は80t(40t×2炉)。粗大ごみ、不燃ごみを処理するマテリアルリサイクル施設は5時間当たり6・7tを見込む。またロードセル式の計量棟、管理棟、洗車棟、駐車場、構内道路などを整備する。

 現在のごみ処理場を稼働させながら隣接するリサイクルセンターを解体し、跡地に新施設を建設。新施設稼働後に現施設と仮設事務所などを解体撤去し、跡地に新リサイクルセンターを整備する。

 27日に公開した市新ごみ処理場整備・運営事業者選定委員会(西巻康之委員長)の審査講評では「1者のみの応募だったが、提案内容は要求水準を上回るもので、技術・運営面において民間事業者の創意工夫やノウハウが盛り込まれたた高いレベルだった。特に、設計・建設業務における市内企業への発注額向上の取り組みを評価した」と選定経緯をまとめた。

【写真=解体予定のリサイクルセンター】

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