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群馬県沼田土木事務所

昭和インター線森下工区で道路改良工

2025/01/29 群馬建設新聞


県沼田土木事務所は、昭和村森下地内で行う道路改良工を近く一般競争入札で公告する。主要地方道昭和インター線森下工区バイパス整備事業として行う工事で、工種は土木一式、工期は約10カ月を見込んでいる。設計は技研コンサル(前橋市)が手掛けた。

現在施工中のバイパス区間では、大規模な掘削工と主要構造物であるブロック積工、擁壁工、法面工が完了。今回の発注で残りの道路排水工、縁石工、路盤工を行う。施工延長は220mとなる。

道路排水工は、管渠型側溝の300㎜×300㎜を延長210m、同400㎜×400㎜を延長10mで施工するほか、落蓋式側溝の300㎜×300㎜を延長80m、同400㎜×400㎜を延長130mで整備する。

縁石工は、歩車道境界ブロックを延長270mで施工する。

路盤工は、再生砕石、厚さ35㎝の下層路盤工を面積2170㎡で整備する。

また、歩道側路肩の法面でコンクリート2次製品を使った法尻ブロック工を面積380㎡で行う。

昭和インター線は国道17号のJR上越線岩本駅周辺に架かる久呂保橋から昭和ICを結ぶアクセス道路となっている。現道は線形不良で幅の狭い区間もあり、昭和ICまでの通行に支障がある状況で、歩道もないことから改善の要望があがっていた。バイパス整備により線形が整い、ICまでの交差点数が減ることで円滑な通行が確保されるものとして計画された。

整備は総延長760m、幅員10m、片側に2・5mの歩道を設ける。舗装構成は◇下層路盤工=再生砕石、厚さ35㎝◇上層路盤工=粒調砕石、厚さ30㎝◇基層工=再生粗粒アスコン、厚さ5㎝◇表層工=密粒度アスコン、厚さ5㎝-。ただし、現在施工中のため、地盤によって舗装構成は流動的となる。

事業着手は2013年度で、これまで、20年度の拡幅橋の施工を萬屋建設(沼田市)が、21年度と22年度の土捨場整備や道路改良工事などを石坂建設(昭和村)が、23年度の法面工事を鈴木特殊土木(片品村)と椎坂建設(沼田市)が、舗装工事などを萬屋建設が受注している。

25年度以降、バイパス区間約340mの舗装工事を発注する計画。一括とするか分割するかは予算状況などによって判断する。

舗装工事後のバイパス整備は、現在施工中の1工区の国道17号側隣接区間である3工区の施工に入り、盛土工、擁壁工、道路改良工、舗装工と順次進めていく計画としている。

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