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茨城県石岡市

基本構想へプロポ/八郷地区統合小/中学校と一貫校

2025/01/29 日本工業経済新聞(茨城版)

 石岡市は、八郷地区の統合小学校整備を推し進める。統合後の規模については普通教室16学級を見込む。設計に向け、公募型プロポーザルにより基本構想策定業務を委託。上限額は708万4000円とする。参加意向申出書を2月10日まで受け付け。今後は6月に契約締結後、2025年度中に基本構想をまとめる。26~27年度で設計、造成工事を行い、工事は28年度からの3カ年を想定。31年4月開校を目標に、八郷中学校の隣接地に小中一貫校として新設する計画だ。

 建設地が、八郷中学校(柿岡3513-2)の隣接地となる。管理教室棟、教室棟、屋内運動場、グラウンドおよび学童施設、駐車場を配置。八郷中との施設相互利用についても視野に入れる。31年度の推計児童数461人から、普通教室16教室規模を想定。

 基本構想策定業務では、上限額を708万4000円とし、履行期間を180日に設定。参加要件として、県内に本店、支店または営業所、過去5年に教育施設、幼児教育施設等の新築および改築の基本構想または基本計画、基本設計、実施設計の策定実績など。JVの場合は3者以内とし、出資比率の下限については、2者の場合30%、3者の場合は20%とし、代表者の出資比率が構成員中最大であることなどを求める。

 業務概要に関しては▽与条件等の整理▽配置計画案の検討▽建築コンセプトの検討▽必要諸室面積およびゾーニングの検討(地域開放、災害時の避難所活用含む)▽各種資料等の作成▽概算事業費の試算▽打ち合わせ協議-となる。

 優先交渉権者の選定に向けたスケジュールとして、参加意向申出書の受付を2月10日午後5時15分まで行う。提案書の提出期限は3月26日。提出方法はいずれも郵送または持参(必着)。4月4日に書類審査、同月17日にプレゼンテーション・ヒアリングを行い、6月に契約を結ぶ運びとなる。提出および問い合わせは教育委員会教育総務課学校再編推進室(柿岡5680-1、電話0299-43-1111、内線1466)まで。

 統合対象となるのが瓦会小、林小、恋瀬小、葦穂小、吉生小、柿岡小、小幡小および小桜小の8校。25年度に基本構想の策定や地権者交渉、用地測量を実施。26~27年度に基本設計・実施設計をまとめ、用地買収および造成工事を進める。建設工事については、28年度からの3カ年で行う見通し。

 なお、複式学級の解消に向け、条件が整った場合には柿岡小へ2校を先行して再編することも視野に入れている。

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