セメント協会は2024年12月度のセメント需給実績を公表した。販売は国内が前年同月比6・8%減の280万6000tで、28カ月連続で前年同期を下回った。輸出は同40・3%増の85万7000tで4カ月連続前年を上回り、合計は366万3000t(同1・1%増)で2カ月連続で前年を上回った。
生産は同1・1%減と6カ月連続のマイナスで、416万8000tとした。在庫は0・2%減の399万tとなった。
地区別販売高を見ると関東一は69万3312tで10・3%減、関東二が25万6951tで同8・7%減。北陸が10万8230tで同1・5%増、沖縄は6万5616tで2・3%増だったほかは減少だった。
セメント協会では「減少は一過性のものではなく、通常の下げ幅であり、今後は見えづらい状況」としている。