さいたま市管工事業協同組合(積田鉄也理事長)は27日、さいたま市内のホテルブリランテ武蔵野で、2025年新春祝賀会を開催した。祝賀会には、組合員や賛助会員をはじめ、さいたま市の清水勇人市長や小島豪彦水道事業管理者ら多くの来賓を含め、合わせて165人が出席し、新年の門出を祝った。
冒頭のあいさつで積田理事長は「昨年を振り返ると、元日に発生した能登半島地震では、市水道局から応援要請があり、組合として翌日2日には第一陣が新潟市へ、2月16日から3月末までは石川県志賀町と輪島市で、配水管の修繕工事を行った。われわれは管工事業者として生活に欠かすことのできない水を、市民の皆さまが安心して利用できるよう一層の努力をするとともに、今後も組合の皆さまが組合に入って良かったと思えるような組合づくりをしていきたい」と決意を新たにした。
来賓には清水市長をはじめ、市議会から帆足和之議長とまちづくり委員長を務める稲川智美議員が出席して祝辞を贈った。清水市長は「さいたま市民に安全、きれいでおいしい水を提供していただいているほか、能登半島地震では、組合の皆さまに大変なご尽力をいただいた。こうした皆さまのご尽力に改めて感謝を申し上げる」と日頃の組合活動に感謝の言葉を伝えた。また、小島水道事業管理者は「昨年の能登半島地震では、発生直後、当市が支部長都市を務める日本水道協会埼玉県支部からの呼びかけに即座にをお答えいただき、被災地での復旧支援活動にご協力いただいた。組合の高度な技術力と組織力による現地の活動を目の当たりにし、大変心強く感じた」と活動をたたえ、水道施設の維持へ引き続き高い技術力を発揮してほしいと期待した。
祝賀会では、昨年秋の叙勲で技能検定功労により瑞宝単光章を受章した金子管工の金子和臣取締役会長が紹介され、積田理事長から花束などが贈られた。
写真=あいさつする積田理事長