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群馬県安中市

安中市は古城団地し尿処理解体工事へ

2025/01/30 群馬建設新聞


安中市は実施計画において、板鼻地内の古城団地し尿処理施設解体撤去事業を計画している。予算状況にも左右されるが、順調に進めば、し尿処理施設の解体工事を2025年度に行うスケジュールとした。

し尿処理施設は古城団地東公園(古城3323-1)の北側に位置。1980年代に群馬県が古城団地住民のための地域し尿処理施設として整備した。老朽化が著しく、部分倒壊により、周辺住民への悪影響が懸念されているために解体撤去を行う方針を決定している。

市有地となっている敷地内には、処理棟と管理棟の2施設が整備されている。処理棟、管理棟ともにRC造。処理棟は平屋で床面積約260㎡、管理棟が一部2階建て、延べ床面積166・5㎡の規模となる。2023年度に群馬分析センター(高崎市)がアスベスト調査を進めた。

このほか、敷地内には下水道管の本管としてφ200㎜のVU管が延長約100m敷設されている。

現時点では解体後における跡地利用方法は決まっていないとしている。決定した際に速やかに土地の利用ができるよう、下水道管の移設設計を委託してある状況。敷地内に敷設されている下水道管の移設設計については都市開発設計(前橋市)が実施した。移設ルートは検討中としているが、サンセリテ高崎(板鼻1472-9)に下りていく市道に設置されているマンホールに接続させるなどとする計画となっている。

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