県峡南建設事務所は、国道300号橋梁予備設計業務委託の発注を行う。内容は身延町内で進む中之倉バイパスの3期部分の橋梁検討が主となる。委託業務は2月中に指名通知を行って発注する見通し。
身延町古関から本栖までに至る路線において、急カーブや幅員が狭い区間が連続している。大型車両の通行が困難なため、県では解消策として中之倉バイパスの整備を行い、1期部分は既に開通済みとなっている。今後は、残る2期、3期の整備事業を計画している。
今回の委託業務では、本栖寄りに位置する同バイパス整備に係る3期の橋梁検討と予備設計を行い、橋梁の位置など今後の検討材料としていく。
なお、2期の進捗としては、詳細設計に入っている段階にある。
委託業務の納期については、約10カ月間を見込んでいる。繰越明許措置を行い、2025年中の納品を目指す。
中之倉バイパスの整備により、広域道路ネットワークを形成し、地域の経済発展や観光振興の寄与などに期待される。