国交省富士川砂防事務所は、R6小武川導流堤工事を進める。工事は砂防ソイルセメントを使った築堤の施工が主となる。発注形態は、一般競争入札を執行して発注する。本年度内に入札公告の手続きを行い、契約まで行う見通し。
韮崎市円野町下円井地先において、砂防ソイルセメントを使った築堤工事と巨石積み、仮設工を行う。
本年度分の工事進捗としては、基礎部分までが既に完成済みの状態にあるという。
今回発注予定の工事では、現在進めている箇所から引き続き進めるもので、下流側の導流堤のかさ上げを行う。現場では築堤をつくるイメージで進めて、土砂とセメントを混ぜ合わせた工法を用いて施工する。
工事によって、流路の安定につなげていく。さらに、異常気象や豪雨に伴う洪水によって、上流部から流れ出る恐れがある土砂や土石流を、安全に流下させる機能を保持させる。事業費は、本年度に進めた工事と同様に、国の補正予算を充当して行う。
工事に伴う設計業務については、県外業者が担当してまとめた。
工事発注規模は1億円以上、2億円未満を想定する。
工期には約10カ月間を見込んでいる。フレックス方式の余裕期間制度を活用して進める。
当該現場の環境状況は、12月以降に入ると気温の低下や降雪が発生して、品質上影響が出る恐れがあるという。そのため担当課では、なるべく2025年内に完成させて、12月いっぱいぐらいまでを目安に工事の推進を図る。