駒ヶ根市は2025年度から公立幼稚園・保育所の適正配置に向けた具体的な事業を開始する。初弾は美須津保育園(赤穂11964-1)と赤穂南幼稚園(赤穂8863)の統合で、27年度までの3カ年で進める。25年度は新園舎の基本設計などを予定。25~27年度3カ年実施計画では、この費用として1378万円を試算している。
美須津保育園は1976年建設で、S造平屋、延べ656㎡、定員90人。一方の赤穂南幼稚園はS造平屋、延べ729㎡で、定員120人。建築年度は適正配置対象10施設のうち最も古い73年。統合園舎は赤穂南幼稚園を取り壊し、跡地に建設する。敷地面積は約2800㎡。統合に併せて定員は減員するが、具体的な数字は現時点で未定。工事期間中、赤穂南幼稚園の園児は美須津保育園で受け入れる。この対応で美須津保育園を改修することは予定していない。
2025年度は新園舎の基本設計や赤穂南幼稚園の解体に係る設計を策定する。事業者の選定方法はプロポーザル方式も視野に入れ検討する。26年度は新園舎の実施設計期間に充て、27年度に新園舎の建設工事を行う。3カ年実施計画では、事業費として26年度に5748万円、27年度に6億9618万円を見込んでいる。
なお、幼稚園・保育所の適正配置は小学校区単位で検討。同事業完了後には中沢保育園(中沢2410-1、1979年建設、S造平屋、延べ775㎡)について建て替えまたは移転を予定している。残る7施設は今後優先順位を決め取り組んでいく。