埼玉県建設産業団体連合会、東日本建設業保証埼玉支店、埼玉県造園業協会、埼玉建築士会は22日、さいたま市内の埼玉建産連研修センターで、本年度2回目となる建設産業研修会を開催した。当日は主催団体の会員企業から20人を超える参加者が集まり、建設経営サービスの提携講師が、建設業におけるDXについて説明した。
主催者を代表して挨拶に立った東日本建設業保証埼玉支店の原則彦支店長は「主催団体は会員企業の経営に資するため、また、社員皆さまの知識の向上のために各種研修会を実施しており、当社としても建産連と連携して研修会等に協力させていただいている。本日は阿部守先生を招いて、建設業DXセミナーとして、改革改善のための戦略デザインと題してお話しいただく。阿部先生は建設業のほか、製造業や住宅産業でコンサルタントを行うなど幅広く活躍されており、広い目線でご説明いただけると思っている。建設産業では、人手不足や週休2日など働き方改革への対応が求められており、こうした中、生産性の向上を確保する意味でもDXへの取り組みは大変注目されている」と、改めて建設DXの重要性を強調し、有意義な研修となるよう期待した。
セミナーは①なぜ今DXなのか②建設業界の技術・活用事例③成功する建設業DXプロジェクトの進め方④成長のための戦略デザインの順に説明。阿部講師は、建設DXとは何か、どのように業務の改善に役立つのかを解説して、建設DXの現状と活用事例を紹介した。さらに建設DXへの取り組み手順についても解説。ワークでは自社の課題を確認し、その解決につながる建設DXの導入を検討した。参加者は、建設DXについてどのようなものがあるのか具体例や活用の効果について理解を深めた。
写真=主催者を代表して、東日本建設業保証の原支店長があいさつ