国土交通省が、2024年の土砂災害発生件数を公表した。24年は過去平均を上回る土砂災害が発生、45都道府県で1433件の土砂災害が発生した。統計開始1982年以降の平均発生件数1108件を上回り、直近10年(2014年~23年)の平均発生件数1499件と同程度であった。能登半島地震で被害のあった石川県は全国最多の702件(全体の49%)を記録した。
24年の土砂災害は、45都道府県で1433件の土砂災害が発生、死者数56人、人家被害705戸となった。
1月に発生した能登半島地震では、全数の9割以上にあたる424件の土砂災害が石川県で発生。地震による土砂災害で、単一の県で発生した件数としては歴代1位となった。さらに石川県では9月20日からの大雨でも全数の9割以上にあたる273件の土砂災害が発生し、甚大な被害が生じた。