総合資格学院(㈱総合資格、岸和子社長)は13日、2024年度合格祝賀会をさいたま市内のパレスホテル大宮で開催した。さいたま、越谷、川越の各校で学んだ1級建築士、2級建築士、宅建、施工管理技士の合格者らが出席。講師、職員らと喜びを分かち合った。
本年度の1級建築士の埼玉県ストレート合格者(学科+設計製図)68人中、47人が総合資格の受講生で、占有率は69・1%だった。今回、1級建築士の合格率は26・6%と、前年度の33・2%を大きく下回る低い合格率となり「過去10年で最難関な試験だった」と言われる中、同学院は全体の合格者3010人のうち1766人という圧倒的な合格者数で「日本一」を達成した。
冒頭に登壇した同学院北日本ブロック埼玉・北関東・北信越エリアの大木照道副ブロック長は「今年度の埼玉県の一級建築士最終合格者182名中、107名が総合資格学院受講生で、合格者占有率58・8%という好結果を残すことができた。合格者皆さまの努力と先生方のご指導の賜物と深く感謝申し上げる。皆さまのステップアップをお手伝いできたことは、学院の誇り」とあいさつ。
祝賀会には多くの建築設計団体が来賓として出席して祝辞を贈った。最初に埼玉建築士会の丸岡庸一郎会長は「合格は皆さまの努力とともに、学院のシステムや講師の指導、スタッフのバックアップで勝ち取れたと思う」とたたえた。次に埼玉県建築士事務所協会の植松敦史副会長は「合格は終わりではなく新たなスタート。スキルアップを積んでいただき、ぜひ事務所を設立して独立してほしい。試験勉強は大変だったと思うが、建築は自由で楽しいもの。ぜひ独立して力を発揮してほしい」と今後の活躍に期待した。埼玉建築設計監理協会の神田廣行会長は「これからもスキルを磨いて、われわれの会に入会していただき、埼玉県のまちづくりに貢献してほしい」と呼び掛けた。