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山梨県富士河口湖町

ステラシアターなど94件/町民プールは第3四半期/今年度工事発注計画

2006/04/28 山梨建設新聞

 富士河口湖町は今年度の工事発注計画を公表した。全94件を計画。主な事業は、26日に一般競争入札を公告したステラシアター屋根増設工事をはじめ、町営プール建設事業、随意契約により発注を予定している防災行政無線更新事業-などが盛り込まれた。3事業ともに議会承認を必要とする事業。発注時期は、ステラシアターと防災行政無線が第1四半期を予定しているほか、町民プールが第3四半期としている。

 ステラシアター屋根増設事業は、26日に一般競争入札を公告したもの。参加資格は、(1)県内に本店、支店、営業所を有し、経審・建築一式「1500点」以上(1者)(2)県内に本店を有し、経審・建築一式「1000点」以上(1者)-の2者JV。また、ISO9001もしくはISO14001を取得していることが条件。提出期間は来月8日~12日まで。入札は6月9日に執行となる。工期は6月~来年6月まで。予定価格は6億2412万円(税込み)。

 今回公告したステラシアターは、平成7年にオープン。日本の野外ホールでは初の古代ローマ劇場に似た半円形で、30℃の傾斜角を持つ。客席はすり鉢場の空間で、客席数は最大3000席。全体の延べ面積は2635・32㎡。今回の工事では、可動式屋根を増設するほか、舞台屋根改修工事や楽屋棟増設を行う。

 同施設は、これまで雨天で中止となったことがないが、観客や演奏者からの要望も多く、オーケストラやオペラを積極的に誘致するには、楽器を濡らさないための屋根が必要-と判断、屋根を取り付けることとなった。

 一方河口湖総合公園内の一角に、建設を予定している大規模町民プール建設事業は、RC造(一部S造)、地下1階地上2階建て、延べ2356・19㎡で計画。第3四半期に工事発注となる見通しとしており、一括発注となる計画だ。工期は14箇月の予定。外構工事を除く総事業費は8億円程度を見込んでいる。

 整備する施設内用は、地下に機械室、1階にプール、2階に諸施設。プールはコースプール(25m、5コース)と、筋力アップを図るアクアビクスができる歩行用プール(30m)。構造はともにFRP。2階は筋肉トレーニングが可能はトレーニング室やルームランナ-及びエアロビクスができるスタジオなどを設置する。

 設計は、馬場設計(甲府市塩部4-15-8)が担当した。来年7月のオープンを目指す。



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