桐生市は、竣工した新役場庁舎で2025年度に200台以上の駐車場整備に向けた外構工事および庇の設置工事を行う。2工事は年度明け早期の発注を見込んでいる。
外構工事は、新庁舎と隣接する旧庁舎周辺で行う。旧庁舎解体に合わせて工事を進めていき、約200台分の駐車スペースを確保する。路盤から表層までを整備するほか、区画線や交通安全施設および排水路などの設置も見込んでいる。
庇は新庁舎の1階エントランス南側へ設置する。来庁者らが歩行する部分に対して雨除けや日除けのために整備する。
5月ごろに庇の設置工事、6月ごろに外構工事の着工を予定しており、両工事ともに26年3月までの完成を想定している。設計はいずれも新庁舎を手掛けた久米設計(東京都江東区)が担当しており、具体的な数量など詳細を詰めている。
旧庁舎は本館と新館で構成され、本館はRC造地下1階地上4階建て、延べ床面積6250・27㎡、新館は地下1階地上7階建て、延べ床面積8675・61㎡となる。解体工事は佐田建設・野村建設工業・平沢建設・坂本建設JVが9月30日までの工期で進めている。
新庁舎はS造(一部RC造)5階建て、延べ床面積1万2185・76㎡の規模。施工は関東建設工業・吉田組・桐生建設・野村建設工業JVが担当し、1月6日から供用開始した。