松本市は、平成18~20年度の実施計画をまとめた。第8次基本計画体系に基づき、6つ政策の柱、18の主要施策目標、60の基本施策目標から構成されている。中期財政見通しでは、18年度の普通建設事業費は152億7800万円とされており、以降、19年度は134億3300万円、20年度は127億5400万円、22年度に至っては104億4400万円と減少の見込み。
計画の中身を新規事業から注目してみると、安曇地区(18~20年度)と奈川地区(20年度)ではの難視聴対策で光伝送路を整備。第2次整備計画における福祉ひろば整備は、寿と本郷地区(18~19年度)に次いで20年度に鎌田地区2館目を計画している。
子育て支援センターや子どもプラザ分館などを併設する南郷保育園改築は18~19年度。老朽鋳鉄管を更新する第6次配水管改良事業は、22年度までの5箇年にL9・3Kmに対応する見通し。
市道整備は、3017号線(L440m)が18~20年度、1085号線(L450m)は18~21年度を計画期間に定め、19号拡幅関連で5515号線ほか3路線(計L385m)は18年度からスタートする。
旧市以外では、四賀地区の取手1号線(L420m、18~21年度)、梓川地区の418号線(L135m、18~19年度)が新規着手路線。
上高地では汚泥処理施設(18~20年度)を整備。梓川地区の松香寮では会議室の増築とホール改装(18~20年度)計画が組まれた。林道奈川安曇線(18~25年度)においては、拡幅L2000mと法面保護L500mに取り組むことになる。
学校教育施設では、第2給食センターの老朽化に伴う(仮称)東部学校給食センター建設に19年度から着手(~22年度)。これには3箇年事業費として30億6643万円が見込まれている。
このほか、梓川地区における中学校大規模改造(20~24年度)、小学校体育館改築(18~20年度)、同プール改修(20~24年度)、給食センター整備(20年度)などが新たな事業計画。
社会教育施設でも、第3地区公民館整備(RC造2F延べ380㎡、18~19年度)、安曇基幹集落センター改修(18年度)、弓道場新築(18~19年度)、今井市民プール改修(19~20年度)、浅間温泉庭球公園コート改修(18~19年度)などの新規事業が並び、四賀体育館大規模改修(20~23年度)をはじめ、乗鞍、安曇、奈川寄合渡、梓川の旧市以外の体育館大規模改修着手を20年度に照準を合わせている。
継続事業では、松本駅周辺施設整備に48億380万円、他事業(道路等)関連の配水管改良工事(計167路線L9万3935m)に6億6236万円、庄内公園整備に5億7601万円、寿団地建替に11億5859万円、松本駅東口広場整備に5億4151万円、平田新駅周辺交通施設整備(平田野溝線、平田駅東口線、平田駅西口線、駅舎、自由通路等)に17億9128万円、中山霊園第3次造成(A6㎡区画500基、A4㎡区画1500基)に14億6209万円などの3箇年事業費を見込んでいる。