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ゼロ県債に17億円を設定 いちご施設整備7億

2025/02/05 群馬建設新聞


県は4日、2月補正予算案を公表した。農業技術センターいちご施設整備に7億2111万2000円を配分する。このほか、蚕糸技術センター原蚕種飼育蚕室および人工飼料育研究棟建設に向けた実施設計業務委託料に6147万8000円を計上した。ゼロ県債は、県土整備部16億円、環境森林部1億円の合計17億円となった。ゼロ国債については環境森林部と農政部合わせて9500万円を設定。内訳は環境森林部5000万円、農政部4500万円となる。

いちご施設整備は新品種の育成や技術開発・実証などを行うための調査棟兼資材庫や高設栽培ハウスなどを建設する。調査棟兼資材庫は既存の調査棟と資材庫は解体し、同一場所に整備。高設栽培ハウスについては新設する。

原蚕種飼育蚕室および人工飼料育研究棟は、蚕種製造の安定化や稚蚕人工飼料育の技術再構築に向け建設する。原蚕種飼育蚕室と人工飼料育研究棟は1棟ずつ整備を行う。

水産試験場ます生産施設整備には2億7661万9000円を計上。県産ブランド魚のギンヒカリとハコスチ、超絶サーモンV3の増産に向けた卵や稚魚の生産供給施設の整備を行う。

自然公園整備は、赤城公園啄木鳥橋架け替え工事費に3600万円、尾瀬国立公園大清水尾瀬沼線老朽木道再整備工事費には2000万円を盛り込んだ。

補助公共事業については◇県土整備部=218億7404万9000円◇農政部=14億6352万9000円◇環境森林部=10億3953万4000円-を配分する。

障害者入所施設整備補助には8億2570万円を配分する。浸水想定区域から区域外への移転および耐震化基準を満たした建物へ改築することを目的に2施設へ補助する。

新設した県有施設長寿命化等推進基金積み立ては、一定規模以上の施設について長寿命化工事、建て替え、機能集約などに関わる財政負担の平準化を図るためのもの。54億円を積み立てる。

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