国土交通省が発表した2024年の建設工事受注動態統計調査(大手50社)によると、受注総額は前年比8・9%増の18兆7396億円で、4年連続での増加となった。国内建設工事の受注総額も4年連続増、同比7・6%増の17兆9922億円となった。
内訳は、民間工事が同比8・4%増の13兆2024億円で4年連続増加。公共工事は同比5・8%増の4兆2398億円で2年連続増加となった。海外工事は同比53・0%増の7475億円で前年の減少から増加に転じた。
民間工事は、製造業が同比7・4%増で前年の減少から増加。非製造業は同比8・7%増となり2年連続の増加。発注者別ではサービス業、製造業、情報通信業などが増加し、金融業、保険業、卸売業、小売業、不動産業が減少した。
公共工事は国の機関が2年連続で増加、地方の機関は前年の増加から減少となった。
工事種類別では、建築が12兆6223億円で4年連続増加、土木は6兆1173億円で2年連続増加となった。
◎24年12月単月
24年12月単月で見ると、受注総額は1兆9091億円で前年同月比8・1%増となり、前月の減少から増加に転じた。民間工事は1兆4266億円で、こちらも前月の減少から増加。一方、公共工事は3534億円で2カ月連続の減少となった。海外工事は803億円で前月の減少から増加となった。