桐生市(荒木恵司市長)は6日、2025年度の当初予算案を明らかにした。新里社会体育館の改修工事費に6億967万4000円を盛り込んだほか、新役場庁舎周辺の外構工事費7億5000万円を確保した。
荒木市長は記者会見で「過去2番目の予算規模。女性と若者から選ばれる桐生市の実現を目指す予算とした」と語った。
一般会計予算は508億円となり、8億3000万円の増、対前年度比1・7%増となった。普通建設事業費は63億5786万6000円とし、24億2414万3000円の減額で同27・6%の減少。構成比は12・5%となった。
新里社会体育館の改修は屋根の更新工事などをメインに長寿命化を図る。施設は1991年に建設され、RC造2階建て、延べ床面積は4073㎡の規模。
新役場庁舎周辺の外構工事では解体を進める旧庁舎の敷地で駐車スペースを設けるほか、(仮称)織姫の杜遊歩道などを整備する。
リトリート環境整備事業では各施設改修工事費へ1億2887万9000円を計上。黒保根町において、くろほね大橋景観整備、黒保根運動公園の整備などを計画。
桐生が岡動物園整備工事費には1億1048万円を計上し、隔離舎新築工事およびサル舎新築工事を予定している。
このほか、新里総合グラウンドのトイレ改修などの工事費として9182万8000円を計上した。
統廃合により用途廃止された教育関係施設の解体工事も推進し、解体工事費に2億5133万9000円を計上。旧黒保根共同調理場など5施設を対象に解体工事を実施する。
道路関連では継続的に進めている桐生大橋長寿命化修繕工事費に2億5500万円を計上したほか◇狭あい道路整備工事費=5000万円◇道路橋梁補修工事費=4470万円◇道路新設改良工事費=1億6810万円-などを計上している。