坂東市(木村敏文市長)は5日、2025年度当初予算案を明らかにした。主な事業では、坂東PAハイウェイオアシス整備事業に3億815万8000円を計上。継続事業の斎場改修工事費には3億690万円を充てた。そのほか、工業団地地上水道施設整備事業に1億8700万円、工業団地道路新設改良費2億1184万9000円、小学校施設整備費1億5981万円などを盛り込んだ。
坂東PAハイウェイオアシス整備事業では、工事費2億9684万円を計上。内訳については、調整池設置工事費1億5000万円、公園整備工事費1億2200万円、施設整備に関する実施設計料2484万円、基本設計料1100万円。今後の民間活力の活用など、にぎわい創出に向けて注力していく。
市営斎場(馬立地内)においては、既に着工している斎場改修工事の25年度分予算として3億690万円を計上したほか、新設工事として、斎場の非常用発電設備設置工事に5489万円を充てた。
工業団地関連では、県が進める工業団地「フロンティアパーク坂東」に供給する上水の配水管布設に1億8700万円。また、工業団地道路新設改良(工事委託、用地購入)には2億1184万9000円を盛り込み、工業団地周辺のインフラ整備を進めていく。
学校関連では、中川小学校体育館の大規模改造工事の実施設計に1716万円、七郷小学校体育館大規模改造工事の実施設計に1650万円を計上。
そのほか、各小学校の体育館空調整備工事の実施設計に4158万円を充て市内小学校全体の整備を行う。また、逆井山小学校防火設備改修工事に3212万円を盛り込んでいる。
土木関連については、幹線1級路線道路改良(工事、用地購入、補償)に1億440万円、幹線2級路線道路新設改良(用地購入、補償)に3304万7000円。その他路線の改良(測量、実施設計、地質調査、工事、用地購入、補償)には5億8300万円を計上。
橋梁では、飯島20号橋の修繕工事に5064万3000円。定期点検で供用に支障が生じると判断されたため、急遽修繕を行う。
一般会計の総額は240億5000万円で、対前年度比7・9%(17億6000万円)の増。普通建設事業費は28億41万3000円で、同10・2%増。
水道事業会計の資本的支出は6億3741万2000円で同17・5%の増。主な事業として、配水管布設工事などに3億5727万9000円を計上。配水管布設工事(単独分、L3630m)、消火栓10基、配水小管布設工事(L600m)を行う。
下水道事業会計の資本的支出は8億6466万2000円で同7・0%の増。主な事業として汚水管渠工事などに2億3918万1000円を計上し、汚水管渠工事(L1760m)などを進める。
【当初予算案の主な事業】
◆坂東PAハイウェイオアシス整備事業=3億815万8000円
◆工業団地地上水道施設整備事業=1億8700万円
◆工業団地道路新設改良事業=2億1184万9000円