日本建設業連合会(日建連)は6日、都内の品川インターシティホールで「けんせつ小町フォーラム2025」を開催した。第一部では、基調講演、第二部では3つのけんせつ小町工事チームが事例紹介を行った。会場に200人、オンライン視聴者400人の計600人が集まった。
今回は働き方の多様化が進む中、性別や年齢を問わず、誰もが働きやすい、働き続けたいと思える組織を作っていくことをテーマとした。
冒頭、井上和幸けんせつ小町委員会委員長は「けんせつ小町が発足して10年が経過した。この間に皆さんのご協力により、女性が快適に利用できるトイレ、更衣室などが質量ともに飛躍的に進み、女性技術者・女性管理者も大幅に増加した。しかし建設業が選ばれる産業へと進化を遂げるためには、女性のみならず、建設業で働く全ての人から働き続けたいと思われる職場環境を急ピッチで進めなければならない。本日は性別や年齢にとらわれず、建設業に携わる全ての人が働くことへの誇りを持ち続け、働き続けられる環境を共に作っていくために、私たちは何をしたらよいのかを考える機会としたいと思いこのフォーラムを開催する運びとなりました」と趣旨を説明した。
第二部のけんせつ小町工事チームによる事例紹介は▽五洋建設・月島三丁目北地区第一種市街地再開発計画「いつだって青春でいたいじゃん。」▽戸田建設・首都圏土木支店「しゅとこま」▽東亜建設工業・中国支店「キュア・レモネード」の3つが行われた。