建設物価調査会が1月分の建設資材物価指数を発表した。同指数は15年の平均を100として算出。1月の全国平均指数は、建設総合が139・8で前月比0・3%増(2カ月連続の増)。部門別では、建築部門が139・0で同比0・2%増。建築補修は136・7で同比0・7%増。土木部門は143・1で同比0・3%増、20年5月以来56カ月連続の上伸で最高値を更新した。
大分類別では、金属製品の『水栓金具』および釜業・土石製品の『衛生陶器』が、原材料高騰や輸送コスト増加を背景とするメーカー値上げが市場に浸透してプラスに寄与。一方で鉄鋼の『H形鋼・異形棒鋼』は需要減少による販売店間の受注競争激化に伴って市況が下落し、マイナスに寄与。また非鉄金属の『伸銅品』が銅の国際相場下落に伴って取引価格が下落し、マイナスに寄与している。