日綜産業(小野大代表取締役社長)は1月22日、竜神大吊橋塗装改修工事(茨城県常陸太田市)の現場見学会を開催した。元請はマスダ塗装店(水戸市、増田勝人代表取締役社長)とニシノ清塗工(常陸太田市、西野雄太代表取締役)。足場施工を担当したのは、東秀興業(ひたちなか市、江幡良太代表取締役社長)。現場では、日綜産業のクイックデッキライトが採用されている。
同吊橋を管理している水府振興公社の植田笑子総支配人は「15年に1度、塗り直しをしている。塗装終了後、土曜日のライトアップも再開したい。綺麗な吊橋がクローズアップされたらうれしい」とあいさつした。
クイックデッキライトを使用したマスダ塗装店の馬渕圭一郎工事部長は「足場の鳶さんの作業性が上がった。スペースが広いので、移動もスムーズで、隙間も少ないので物の落下等の心配がなく使いやすい。安全性も高く、その分作業スピードが速くなった」と話した。
クイックデッキライトのみの全体床面積は2800㎡。従来の足場に比べ、1・5倍以上はスピードアップができている。全部で8800㎡、マスダ塗装店とニシノ清塗工の2社で4400㎡ずつ分割して塗装を行っている。
同吊橋は、橋長446m、幅員3m、支間割が44m+375m+27m。単径間2ヒンジ補剛トラス吊橋の形式で構成。歩行者専用の吊橋として日本最大級の長さを誇る。
2012年に実施した同工事では、補剛桁(A8800㎡)、主塔部(A1520㎡)をマスダ塗装店(水戸市)が担当。