古郡建設(古郡栄一社長、深谷市)は5日、熊谷工業高校土木科2年生31人を対象に現場見学会を開催した。対象となった深谷市内の2カ所と羽生市内の1カ所の施工現場では、事業や工事内容の説明を受けた後、現場を間近で見学。建設業の実際の仕事について理解を深めた。
同社は、スタッフや現場のリアルな姿などを情報発信しており、高校生向けの現場見学会も積極的に実施している。生徒は最初に羽生市内の利根川右岸上新郷堤防強化工事現場を訪問。現場特設テント内で建設業の仕事と会社説明と、利根川上流河川事務所川俣出張所の宍倉所長から事業概要説明を受けた。その後、同校OBでもある現場代理人の堀氏が現場を説明。生徒は現場ツアーのほか、イマギイレの協力によりICT建機体験も行った。
次に訪れた深谷市内の原郷上野台線街路築造工事現場では、発注者の深谷市道路河川課の小山内主任と現場代理人の同校OBでもある西村氏の説明を受けた後、JR高崎線下部のアンダーパスを見学した。
最後に訪れた深谷市内の国済寺土地区画整理事業調整池整備工事現場では、同校OBでもある現場代理人の岡村氏の説明を受けた後、地中壁工事を見学した。
終了後のアンケートでは、「就職先も決まっていないので、今日の見学で興味を持っていいなと思いました」「全然知らないことばかりだったので勉強になりました」などの声が寄せられた。