伊勢崎市(臂泰雄市長)は7日、2025年度当初予算案を明らかにした。市民プラザの体育館で、屋根部分を中心とした改修工事費に約2億5000万円を計上している。また、治水対策として事業費事業費約5億6000万円を充てた。中心市街地にぎわい創出拠点整備事業については、事業者を選定するための関連予算として約50万円を盛り込んだ。
一般会計予算総額は919億1000万円。うち、普通建設事業費は102億271万2000円で、前年度比21億4425万8000円(17・4%)の減少となった。減少の理由として、保健センターの新設事業が完了することなどとなる。
臂市長は「合併以降最大の予算となった。次の世代に向けた、将来に前向きな予算ができたと思う」と話した。
市民プラザ体育館は、RC造2階建て、延べ床面積3003・56㎡規模。工事費は2億4808万3000円を計上しており、雨漏りが発生するなどの状況を受けて、屋根部分の改修を実施する。合わせて、体育館改修に向けた基本・実施設計委託料3395万7000円を計上しており、内装部分の改修に向けて業務を委託する。
治水対策事業では八斗島工業団地対策工事費2億円で、雨水貯留槽の新設を計画している。
中心市街地にぎわい創出拠点整備事業については、約9200㎡の敷地に拠点施設を整備するもので、これからPPP/PFIを含め採用する事業手法を判断する段階となっている。当初予算では、PPP/PFIの活用を想定し、事業者選定に向けた予算を充当。25~26年度にかけて選定する方針。
このほか、小学校体育館への空調設置に向けた設計等委託料2200万円、工事費5億5360万円を計上。10校を対象に25年度単年で設計・施工を実施する。
体育施設整備事業には事業費へ5億1813万4000円を充てた。主な工事としては、庭球場のコート改修2億1000万円、照明改修工事1億6000万円などとなる。
道路関連事業では◇市道(伊)103号幹線整備事業=3億2850万円◇橋りょう維持事業=3億5619万円◇市道(伊)9-530号線整備事業=2億20万円-などを充てている。