行方市は、青沼地内に整備予定の地域振興施設(道の駅)基本計画(案)を公表した。施設規模を約2300㎡、屋外施設は1万2450㎡と試算。駐車場については小型車126台、大型車23台を見込む。今後は民間活力の導入を視野に、事業手法の検討を進める。官民連携手法を採用した場合、2025~26年度に事業者を選定、27~28年度に用地取得を進め、開業は30年度以降となる見通し。
建設地は青沼地内の敷地面積約3haとなり、東関東自動車道水戸線行方PA(仮称)の西側で計画。区域区分が非線引区域、建ぺい率60%、容積率200%。敷地内高低差約16m。上水は東側道路にVP150、DIP-K450が埋設。公共下水道については未整備となっている。想定利用者数は約59万人/年、売上予測に関しては3億2600万円/年と試算。
諸室の想定面積が▽休憩機能(トイレ、ベビーコーナー、休憩施設)=450㎡▽情報発信機能(総合案内所・情報発信機能)=60㎡▽地域連携機能(飲食施設、直売所・物販施設)=1020㎡▽住民サービス向上等(コンビニエンスストア、キッズスペース)=230㎡▽その他(付帯施設、バックヤード等)=540㎡-となる。
屋外施設としては、駐車場7750㎡(小型車126台、大型車23台)を整備。電気自動車充電施設、キャンピングカー用車中泊施設、屋根付きバイク置き場、駐輪場を設ける計画だ。その他、キッチンカーが設置可能な屋根付き広場に515㎡、芝生広場・小中型遊具を備える屋外広場には1500㎡、従業員駐車場1185㎡、緑地1500㎡を確保。防災機能(防災備蓄倉庫、非常用発電設備など)や交通機能(バス停留所など)の導入に関しては、関係者と協議の上で内容を決定していく。
事業手法の決定に当たっては民間活力の導入を検討。管理運営者を先行決定するEOI方式やDBO方式、PFI方式等を視野に、手法の選定を行っていく考え。官民連携手法を採用した場合、25年度から2カ年で事業者を選定、27~28年度に用地取得を進める。開業時期としては30年度以降を見込む。
計画の策定に当たり、3月7日までパブリックコメントを実施している。詳しくは企画部事業推進課事業推進グループ(麻生1561-9、電話0299-72-0811)まで。