那須烏山市の川俣純子市長は10日、2025年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比3・3%増の126億7000万円。普通建設事業費は28・7%減の7億3767万9000円。清水川せせらぎ公園整備費、道路照明LED改修費を計上。烏山駅を中心とした市街地再生基本構想の検討、烏山駅周辺用地調査に着手。防災集団移転促進事業は下境地区の用地測量費、宮原地区の用地買収費を措置した。(3面に予算額)
清水川せせらぎ公園は25~26年度の整備事業で25年度は8150万円。岩の流路の撤去や埋め立てによる平地化、多目的トイレ改修、四阿や遊具の設置などを想定している。
道路照明LED改修は7700万円。25~26年度に約320基のLED化を予定している。
烏山駅周辺では駅を中心に回遊性の高い市街地再生、コンパクトシティ実現に向けた都市計画の見直しに着手。用途地域見直しなど都市計画変更業務176万円、基本構想検討業務2500万円、駅周辺用地調査などに2400万円を計上した。
防集事業は下境地区の移転先の用地測量に1400万円、宮原地区の用地買収に1200万円。道路整備費は2億7327万円。橋梁等維持管理費は6100万円。
新規は28年度の計画更新に向けた空き家等実態調査に1210万円。長者ヶ平官衙遺跡の多目的駐車場補修や防草対策に200万円。農業用ため池緊急整備は2519万円で実施設計を進める。
なすからこども園は遊具を整備。中学校内教育支援センター設置に403万円、全校対象の体育館用スポットクーラー・大型扇風機購入に193万円を措置。校内教育支援センターはエアコンなどを設置する。
パイプハウスなどの導入費用を補助する園芸振興事業は倍増の1500万円を確保。2年目の生涯学習施設整備計画策定は770万円。
水道事業会計は10億4331万9000円(前年度比7・5%減)。上水道整備費は2億4959万円。
下水道事業会計は5億8737万1000円(15・2%減)。下水道整備費は6219万円。