安中市(岩井均市長)は13日、2025年度当初予算案を明らかにした。安中小学校の給食室改築事業とし、3億1587万8000円を計上。ドライシステム化を図ることを目的に給食室建て替えを行う。また、新規事業に文化センター駐車場増設事業やマンホールポンプ等監視装置更新事業などを盛り込んでいる。
記者会見で岩井市長は「未来へつなぐ拠点づくりをテーマに予算編成を行い、合併後、過去最大の予算となった」と述べた。
一般会計の総額は326億2000万円となり、37億7300万円の増、対前年度比13・1%増とした。普通建設事業費は18億1670万8000円の増額で同比38・3%増の65億6514万9000円となった。構成比については20・1%。
安中小学校の給食室はS造平屋での整備を予定。既存施設よりも規模は大きくなる見込みで、調理室や下処理施設などを整備する。設計業務は丸進建築設計事務所(前橋市)が現在、進めているところ。
文化センター駐車場増設事業はプールと既存駐車場に挟まれた敷地1380㎡で計画しており、今年度に設計業務を直営で進めた。事業費3564万円を確保した。
新規事業として取り組むマンホールポンプ等監視装置更新事業は市内39カ所あるマンホールポンプ施設を対象に監視装置をクラウド型に更新する内容。
ふれあいの家施設整備事業では901万7000円により、在宅重度心身障害者デイサービスふれあいの家の機械浴槽入れ替え工事および照明LED化工事を実施する。
道路関連の予算は道路維持補修事業5億1577万円のほか◇道路新設改良事業=3億412万8000円◇橋梁維持補修事業=2億5950万6000円◇河川改修事業=4914万2000円-を盛り込んだ。