国土交通省が、上下水道DX技術カタログに掲載する技術情報の募集を開始した。同カタログは、上下水道施設のメンテナンスの高度化・効率化に関するデジタル技術をまとめたものとなる。募集受付は28日まで。対象はメンテナンスの効率を向上させることが可能であり、既に実用化されて国内実績のある技術。
カタログ作成にあたっては、すでに上下水道関連の協会・団体の会員企業から技術情報を収集しているが、内容を充実するため、さらに上下水道関連企業以外からの技術も含めて広く募集を行っている。
対象技術は以下の通り。
◇点検・調査・診断・リスク評価技術▽上下水道施設や設備の異状有無を確認し状態を把握できる点検技術▽劣化の実態や動向などを定量的に確認できる調査技術▽客観的に機能水準を把握(下水道であれば、健全度や緊急度の評価)できる診断技術▽管路施設の損傷・劣化や設備の劣化に起因する事故・故障などのリスクの大きさなどを評価できる技術
◇台帳情報の管理・活用技術▽施設情報や維持管理情報などをクラウド上のシステムなどに集約し、メンテナンスの効率化に活用できる技術(浄水場や下水処理場、ポンプ場などの運転操作に係る技術や設計・施工に係る技術は対象外)
応募詳細は同省WEBサイト(https://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000984.html)に掲載している。