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群馬県明和町土地開発公社

日本ノッズル精機が明和東部工業団地へ進出

2025/02/15 群馬建設新聞


明和町土地開発公社が造成した明和東部工業団地のA区画(明和町下江黒560-1)に日本ノッズル精機(埼玉県久喜市、上村雄一代表)が進出する。14日に明和町役場で発表式が開催され、関係者あいさつなどが行われた。同区画には、船舶用ディーゼル機関用燃料噴射装置(噴射ポンプ・噴射弁・ノズル)製造工場を建設する。2025年度第2四半期に着工し、27年度中の操業開始を目指す。新工場は床面積約1万2000㎡を想定しており、設計および施工会社についてはこれから決定する。

冨塚基輔明和町長は発表式で「社会インフラの一翼を担う企業に来ていただき、発表できるきょうという日を待ち望んでいた。世界をリードする革新的な技術を、ぜひこの明和町で作って世に送りだしてほしい。操業にあたり、町が100%バックアップする体制を整えていくので、今後とも末永いお付き合いをお願いしたい」と述べている。

日本ノッズル精機は大型船舶用ディーゼルエンジン燃料噴射装置などの受注生産を手掛ける。久喜市から本社移転のために新工場を建設する。

進出する明和東部工業団地A区画は3万1941・67㎡の規模。進出理由としては、立地的にサプライヤーなど顧客との連携が取りやすく従業員の通勤範囲であることなどをあげた。今後も工場拡張の検討を行うとしている。

今回進出するA区画以外は、直近では24年12月にツムラ(東京都港区)がC区画の土地を取得した。建設スケジュールなどは未定としている。このほか、B区画はJR東日本リネン(東京都豊島区)が23年11月に土地を取得し、リネンサプライ工場の建設を岩堀建設工業(埼玉県川越市)が進めており、2月中の竣工を目指している。また、D区画はスーパーレックス(神奈川県相模原市)が医薬品専用の物流センターを新設した。施工は徳川組(邑楽町)、設計業務は武下一級建築士事務所(静岡県浜松市)が担当となる。なお、E区画(3・6ha)およびF区画(3・4ha)については造成工事を進める。

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