国土交通省は、専門家を派遣して地域課題を解決する『スモールコンセッション形成推進事業』で、2025年度事業に向けて地方公共団体の募集を開始した。受付は3月10日まで。同省では7団体程度を選定し、4月には派遣するコンサルタントや建築士など専門家を公募する。専門家派遣は26年3月6日まで。
スモールコンセッションは、官民が連携して遊休公的施設の活用を図り、地域課題の解決やエリア価値の向上につなげる取り組み。
専門家派遣で取り組む内容は次の通り。
◆エリアビジョン検討=対象となる遊休公的施設を含むエリアの目指す方向性・ビジョンの検討、地域住民の意向把握
◆施設現況調査=耐震診断、法適合状況の確認、設備更新を含む施設改修計画の検討
◆市場調査=エリアが求める建物の用途・構成・運営に関するマーケティング、受託事業者となり得る企業の発掘、収益性確保のための周辺施設・事業との連携・バンドリングの検討
◆事業手法検討=施設利活用に最適な官民連携手法の検討
なお、同省では事業に関するオンライン説明会を17日午後2時から予定している。