益子町は17日、2025年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比7・0%増で過去最大規模の94億2000万円。普通建設事業費は前年度比0・4%増の9億3322万4000円。図書館整備の設計や町民センター西側駐車場整備、道路・橋梁整備、役場周辺土地区画整理、地籍調査、農業用防災ため池などに予算を重点配分した。(4面に予算額)
図書館整備設計は2カ年継続費の2年目として3529万1000円を確保。基本・実施設計は三上建築事務所(水戸市)が担当。26~27年度の建築工事に向け基本設計を進めている。
図書館建設地の町民センター敷地西側の駐車場整備は7139万円。畑地を駐車場に整備し、利用者の利便性向上を図る。
道路・橋梁整備は2億5850万円。道路新設改良は一の沢円道寺線のバイパス整備や生田目本郷線、参考館線、住宅焼却場線などに工事費9000万円を計上。
道路維持補修、舗装修繕は5800万円。北中星の宮線や大平北中線、東田井線など複数路線で工事を実施する。橋梁補修は大沢里星の宮線の御霊橋と小竹田中内線の小竹橋で設計・積算・工事費4500万円を措置。
道路新設工事設計等は3700万円。栗崎道祖土線や新町北益子線など7路線で設計などに着手。新規で七井下川水路整備事業に600万円、都市計画基礎調査業務に209万円を配分した。
役場周辺土地区画整理は2億1793万8000円。土水路からボックスカルバートへの暗渠化が進められており、新年度は西側約132mの水路工事と暗渠化完了箇所の上下水道整備、区画道路の築造工事に着手。併せて物件移転補償を継続する。
地籍調査事業は1億587万9000円。このうち業務委託料は約8300万円。新規の長堤Ⅰ地区と継続の上大羽Ⅴ、大沢Ⅳ地区で測量業務を実施。
防災ため池は円道寺池と法堂寺上池の工事・設計監理委託料に5780万円、泥部上池と生田目上池、生田目下池の設計委託料に2800万円を充当した。
このほかの主要事業では役場構内電話交換設備工事に990万円、次期総合振興計画策定事業に112万1000円、フォレスト益子空調設備改修工事に667万円、益子陶芸美術館の空調機器改修工事に1706万9000円、LED化工事設計業務に132万円、田野中学校東校舎屋根防水改修工事に1503万7000円を配分した。
















