国土交通省は、2025年度からICT活用工事(土工、河川浚渫)を原則化する。これまでは発注者指定型と施工者希望型の2種類があったが、25年度からは発注者指定型のみとなる。
原則化に伴い、工事成績評点における加点措置についても変更が行われる。これまでは起工測量から電子納品までの「いずれかの段階」でICTを活用すれば1点加点、「すべての段階」で活用すれば2点加点だったが、25年度からはすべて廃止、加点措置がなくなる。
またICT活用工事における提出書類が削減される。施工計画書と3次元設計データチェックシートは今後も必要だが、精度確認試験結果報告書と出来形管理図表については25年度から不要となる。