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茨城県ひたちなか市

豪雨対策に37億区画整理も推進/ひたちなか市 予算案

2025/02/28 日本工業経済新聞(茨城版)

 ひたちなか市(大谷明市長)は27日、2025年度当初予算案を公表した。主に、集中豪雨対策事業には37億1572万円、土地区画整理事業には17億2419万6000円、配水幹線更新事業には4億8822万7000円、災害時重要給水施設配水管更新事業には4億1447万7000円、新中央図書館整備事業には1億4775万7000円などを盛り込んだ。

 集中豪雨対策事業は、「中丸川流域における浸水被害軽減プラン」に基づき、国や県と連携しながら河川や下水道の整備を進めるとともに、地元の住民や企業と一体となって流域全体での治水対策を推進する。

 土地区画整理事業は7地区で進めており、交通ネットワークでつながる良好な居住環境を備えた街並みの形成を図るため、都市計画道路や雨水排水の整備等を優先的に進めていくことを基本に、引き続き各地区の状況や特性に合わせた事業を展開する。

 配水幹線更新事業は、上坪浄水場から市内中心市街地へ配水する重要な配水幹線(φ700)が布設から50年以上経過し、耐震性も低い管路であることから、災害に強い強靱な耐震管に更新する事業を計画的に進めていく。

 災害時重要給水施設配水管更新事業では、中心市街地やその周辺地域は、市役所やひたちなか総合病院、災害時に指定避難所となる学校や行政施設などが点在している。災害時に重要拠点となる施設に給水する配水管について、災害に強い耐震管に更新する。

 新中央図書館整備事業では、引き続き設計業務に取り組む。また、24年度3月補正予算分として石川町プール解体事業(1億4552万4000円)を前倒しして実施する。

 一般会計は628億4900万円となり前年度比3・5%増。一般会計は過去最大規模となる。普通建設事業費は37億4241万5000円で、同2・2%減。



【当初予算案の主な事業】

◆集中豪雨対策事業=37億1572万円

◆土地区画整理事業=17億2419万6000円

◆配水幹線更新事業=4億8822万7000円

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