東村山市は秋水園の施設整備について、管理棟の改修、周辺施設となる秋水館の改築に向けて内容検討している。両施設とも今年度は基本設計を進めており、実施設計は十二年度予定。十三年度以降の工事を目指す。
管理棟は、昭和四十七年度の建設。既存は床面積約八〇〇㎡、老朽化に伴い全面的なリニューアルを計画している。秋水園全体の将来的な施設整備も考慮に入れ、改築ではなく暫定的な改修になる見通し。大規模改修的な内容として壁改修、内部の間取り変更、配管改修、施設のバリアフリー化など。今年度の基本設計は、川俣建築研究所(東村山市042-395-5779)が担当。
秋水館は、秋水園周辺の住民に対する歓迎施設として設置しているもの。同施設も昭和四十八年竣工で老朽化、さらに既存が床面積五〇㎡と小規模なため狭あい化しており、同一敷地内で改築を計画している。市では集会機能を設け、二階建て・床面積五〇〇㎡程度まで拡張する方向を考えている。基本設計は土屋建築研究所(新宿区03-5333-8480)。