常総市(神達岳志市長)の2025年度当初予算案が明らかとなった。新規事業では、水海道地区市街地まちづくり事業に12億9608万1000円を計上。第一分庁舎解体の設計や工事、保健センター整備の基本・実施設計などを進める。大生郷工業団地周辺地域整備事業では、スマートIC整備調査委託に1400万円、産業団地整備事業委託に1000万円を充てた。普通建設事業費は20億725万7000円で、前年度比169・8%増。(2面に主要事業)
水海道地区市街地まちづくり事業では、公共施設の改修や集約整備を官民連携で実施する。
そのうち設計関連には3億1094万5000円。第一分庁舎解体実施設計に500万円、市民の広場改修実施設計に1200万円、保健センター整備の基本設計に1200万円、実施設計に2400万円を盛り込んだ。整備に伴う道路事業測量設計委託費には2億1193万9000円を充てている。
工事では、第一分庁舎解体工事に1億1800万円、市民コミュニティホール改修工事に1億4400万円、市民の広場改修工事費に1億円、ポケットパーク改修工事費に1000万円を計上した。
大生郷工業団地周辺地域整備事業では、地域経済活性化を図り、大生郷工業団地北部エリアに新たな産業団地を計画している。浸水想定区域である圏央道常総ICの災害時に代替機能となるよう防災強化を図るため、スマートIC整備を図る。25年度はスマートIC整備に係る調査委託に1400万円、産業団地整備事業委託に1000万円を盛り込んだ。
土木関連では、道路新設改良事業費に2億7672万7000円、橋梁維持事業費に6250万円を計上し、道路や橋梁の補修、維持修繕などに取り組んでいく。
一般会計は263億2000万円で、対前年度比で29億2000万円(12・5%)の増加。過去最大規模となった。
そのうち普通建設事業費は20億725万7000円で、同169・8%の大幅増。水海道地区市街地まちづくり事業に充てた約13億円が要因。
水道事業会計の資本的支出は5億1532万9000円で、同0・6%減。建設改良費には1億7645万円を計上し、①国道294号立体交差に伴う配水管布設替工事②西部浄水場計装設備更新③東部・西部浄水場場内配管等設計-を計画した。
下水道事業会計の資本的支出は17億1822万5000円で、同6・2%減となる。中央公共下水道の面整備工事、流域下水道浸水対策の水路整備などを進める。
【当初予算案の主な事業】
◆水海道地区市街地まちづくり事業=12億9608万1000円
◆スマートIC整備調査委託=1400万円
◆産業団地整備事業委託=1000万円