厚生労働省が『毎月勤労統計調査』2025年分確報を発表した。建設業の月間現金給与総額は45万3559円で、前年比5・0%の増加。全産業の平均(34万7994円、同比2・8%増)を上回る伸び率となった。
建設業の月間現金給与総額の内訳は◇きまって支給する給与36万2599円(同比2・8%増)◇所定内給与33万8747円(同比3・3%増)◇所定外給与2万3852円(同比3・2%減)◇特別に支払われた給与9万960円(同比14・3%増)―。所定外給与が減少した一方で、特別給与が大幅に増加しており、全体として給与額が伸びた。
建設業の月間実労働時間は161・5時間で、同比1・7%減少した。内訳は所定内労働時間148・8時間(同比1・2%減)、所定外労働時間12・7時間(同比7・4%減)。
雇用動向は、建設業の常用雇用者数は252万1000人で、同比0・3%増加した。