中野洋昌国交相は2月28日の会見で、埼玉県八潮市で起きた下水道起因の道路陥没事故に関連して、今後の上下水道施設の点検について「デジタル技術を活用してメンテナンスの精度や効率を向上させる『上下水道DX』の推進が重要」との考えを示した。
また『上下水道DX』を進める取り組みの一環として、人工衛星、ビッグデータ、AIを活用した管路の劣化予測システム、検針業務や漏水発見の効率化のためのスマートメーター、ドローンなどを活用した管路内の点検・調査などについて上下水道DX技術カタログを年度内に策定・公表することを説明。さらに「今後5年程度で全国的に実装する目標を大幅に前倒しして、3年程度で標準実装できるように進める」と述べた。