千代田町は、なかさと公園(舞木477)での観光拠点整備に向けて2025年度内に基本計画を策定する。公募型プロポーザルにより計画策定事業者を選定する見込みで、準備が整えば年度明け早期にも募集を開始する。当初予算案では事業費2000万円を計上しており、計画策定支援業務の委託料などが内容となる。
2月14日に募集を終了したクラウドファンディングでは、当初の目標を超える寄付金額4億1278万9500円が集まっており、公園整備事業の工事費として充当していく。
同事業は、なかさと公園を観光周遊の拠点となる施設へリニューアル整備をするもの。魅力的な観光スポットと地域コミュニティ中心地の創出などを目的に、立地などを踏まえて整備を計画した。
具体的な工事内容やスケジュールについては、これから策定する計画の中で詰めていくとしている。
予定では、複合型キャンプ場を設けるほか、既存遊具を中心としてバージョンアップなどを行う方針を示している。キャンプ場エリアは都心から1時間程度と好アクセスであることから、地域の周遊率を高めて宿泊客および日帰り観光客の増加を図るとしている。宿泊拠点は平地かつ開放的なロケーションを生かした施設としての整備を想定している。
同公園の敷地面積は5・1haとなり、利根川が一望できる展望台や、延長60mのローラースライダーをはじめとする数々の遊具が設置されている。このほか、野球場やバーベキュー棟も備えており、町内外から人が訪れる憩いの場、スポーツの場として利用されている。