土木学会は2月27日に「2024年度インフラメンテナンス賞」の表彰式を都内の土木学会講堂で開催した。5つの賞計33件10編に賞状等が贈られた。
表彰制度は、インフラメンテナンス分野に特化し、インフラメンテナンスに関連する優れたプロジェクト(事業)、人・団体(技術者、オペレーター、管理者等)、個別要素技術(点検・診断、施工方法、材料等)および論文(実践的研究)を評価し、共有することによりメンテナンス関係者のインセンティブを高めることが目的。
日本全国から寄せられた応募作に対し、表彰小委員会(伊勢勝巳委員長、東日本旅客鉄道)による選考を経て、プロジェクト賞6件(応募9件)、チャレンジ賞9件(同10件)、エキスパート賞9件(同9件)、マイスター賞9件(同9件)、優秀論文賞10編(同43編)件を選出した。
伊勢委員長は「インフラメンテナンスをサステナブルに続けていくためには、コストや体制など多くの課題があり、強い情熱をもって望まなければ出来ない。受賞された皆さまには、その気持ちを持ち続けていただきたい」と祝辞を述べた。
表彰式は、2月27日と28日に開催した第4回インフラメンテナンス・シンポジウムのプログラムとして1日目に行った。受賞作など詳細は https://inframaintenance.jsce.or.jp/wp-content/uploads/2025/02/2024inframaintenanceaward.pdf で見ることができる。