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栃木県壬生町

壬生町 道の駅第2期リニューアル、複合施設、駐車場、直売所に8.2億円、直売所を一般で月内にも公告

2025/03/06 栃木建設新聞

 壬生町は、道の駅みぶ第2期リニューアル整備工事の計画をまとめた。物販や飲食機能を持つ複合施設を建設し駐車場を増設、農産物直売所をリニューアルする。いずれも一般競争入札。複合施設や駐車場は国の新しい地方経済・生活環境創生交付金の活用を見込んでおり、それぞれ月末の採択後4~6月に公告。農産物直売所は月内にも公告する考え。2025年度内の完了を目指す。町の事業費は複合施設5億9598万円、駐車場1億4029万6000円、農産物直売所リニューアル9227万3000円。

 複合施設はS造2階建て延べ1080平方m。1階(550平方m)に物販施設やカフェ・フルーツパーラー、2階(530平方m)に飲食施設やギャラリー・多目的広場、キッズスペースを配置する。

 施設北、東、南面に開放的な窓を設置。高速道路や主要地方道羽生田上蒲生線双方から優れた視認性を持つ敷地西側広場内に整備し、新たな集客機能や利便性を向上させる。

 農産物直売所は敷地中央高速道路側のトイレ跡地に整備。駐車場は羽生田上蒲生線側の芝生広場を町が整備。駐車台数は37台。3月補正予算で羽生田上蒲生線側駐車場整備工事に4565万3000円、高速道路側駐車場整備としてみぶPA拡張工事負担金に9464万2000円を計上した。

 第1期のトイレ棟や管理棟、チャレンジショップの整備はいずれも月内に完了し、4月に供用開始。トイレ棟はS造332平方m。トイレ機能の拡充のため敷地東側に移設。管理棟はS造2階建て延べ440平方m。1階に加工所、2階に事務室を配置。事業費はトイレ棟が2億8071万7000円、管理棟が2億3748万2000円、チャレンジショップが3792万8000円。

 実施設計はリニューアル第1期、第2期、チャレンジショップ改修のいずれもフケタ設計、羽生田上蒲生線側駐車場が富貴沢建設コンサルタンツ。施工は管理棟・トイレ棟を佐藤工業、チャレンジショップ整備を大島建設工業が担当。

 道の駅みぶ活性化基本計画では、おもちゃ博物館や町総合公園の飲食機能をはじめとする便益施設の拡充を盛り込んでいる。町は交通の要衝の道の駅みぶを地方創生の拠点とし経済活性化、地域社会発展を目指す。

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