国土交通省は、コンクリート関連のガイドライン6種について2025年度に改定する。コンクリートの生産性向上を進めるための課題解決として行うもので、コンクリート打設の効率化や現場作業の工場製作化などについて、採用事例や適用条件を記載するなどの改定案が出ている。
改定対象のガイドラインは、現場打ちコンクリート関係が◇機械式鉄筋定着工法の配筋設計ガイドライン◇現場打ちコンクリート構造物に適用する機械式鉄筋継手工法ガイドライン◇流動性を高めた現場打ちコンクリートの活用に関するガイドライン―の3種。プレキャストコンクリート関係は◇コンクリート構造物における埋設型枠・プレハブ鉄筋に関するガイドライン◇コンクリート橋のプレキャスト化ガイドライン◇プレキャストコンクリート構造物に適用する機械式鉄筋継手工法ガイドライン―の3種。
これらガイドラインについては、24年度に改定の必要性について検討を行い、また課題についても議論した。25年度は各種ガイドラインに関するワーキンググループを設置して改定に向けて検討する。