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【自動物流道路】25年度に官民協議会設立/開発促進へ工程提案

2025/03/07 本社配信

 国土交通省は自動物流道路の計画推進に向け、2025年度に官民協議会を設立する。協議会は社会実験や実証実験の仕様条件に関する提案、実証の成果・データを関係者で共有して技術開発促進に向けた工程への提案を行う。

 官民協議会は「ビジネスモデル分科会」「積替え・輸送・ITシステム分科会」「インフラ分科会」で構成する。協議会では◇ルート、走行空間、拠点のインフラ仕様◇協調・競争領域の範囲の設定◇技術開発を促進するためのロードマップの作成◇実証実験におけるデータ収集範囲、共有方法の検討◇海外展開を見据えた議論―などを議論する。

 自動物流道路計画における今後のスケジュールの見通しは、25年度に東京―大阪間の高速道路構造カルテの作成・公表、物流シミュレーション、官民協議会設置。27年度までに既存施設を活用した模擬的空間で実証実験を行う。27年度には新東名高速道路の建設中区間で社会実験を実施。30年代半ばには小規模な改良で実装可能な区間において運用開始―となっている。

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