富士川町(望月利樹町長)は、2025年度の当初予算案を公表した。建設関連では、富士川中学校新校舎建設事業に5億6477万6000円、増穂小学校給排水管改修事業に1億3710万円、天神ゆずっこ保育園大規模改修工事に1億2399万2000円、旧鰍沢中学校屋内運動場屋上防水改修事業に8910万円などを計上した。
予算案ではさらに、富士川リバーサイドパーク事業に5111万5000円、歴史文化館空調機更新工事に1188万円などの事業も盛り込まれた。
一般会計の総額は93億7626万2000円で、前年度に比べて6億6784万9000円の増加となった。
富士川中学校新校舎建設事業は、増穂中学校と鰍沢中学校の統合に伴って進めるもの。建設地は天神中條991-1に既存する増穂中の敷地内とする。新校舎の配置は敷地内の北側とし、RC造一部S造3階建ての新校舎の建設に費用を充てる。実施設計は馬場設計が担当。完成は26年度中を目指す。
増穂小学校給排水管改修事業は、最勝寺320に位置する建物を対象に、既存管の老朽化に伴い漏水が発生しているため費用を充てる。消防用の消火栓も合わせた全面的な改修を行う予定。
天神ゆずっこ保育園大規模改修工事は、天神中條646に既存する園舎の老朽化に伴い、設備関係の不具合に対応するもの。保育室の内装改修や冷暖房機器の更新、照明機具のLED化のほか、夏の暑さ対策として日除けを設ける計画。
旧鰍沢中学校屋内運動場屋上防水改修事業は、鰍沢1187-2に既存する体育館施設で雨漏りが発生しており、内部には穴があいた状況にある。外側の防水工事と中側の改修工事を行うための費用に充当される。
富士川リバーサイドパーク事業は、鰍沢地内に既存する富士川いきいきスポーツ公園内において、スケートボードパークを整備する。場所は同園の南側とし、対象箇所でコンクリート舗装を行った後、スケートボードの利用に適した滑りやすい表面にするための処理を行う。周囲にはフェンスの設置や、構造物の設置を予定する。
歴史文化館空調機更新工事は、鰍沢4852-1に位置する塩の華を対象に進める。既存する空調の老朽化が進んでおり、夏場にはエアコンが効きにくい状態で不具合が見られるという。空調の入れ替え費用として予算計上した。
このほか、青柳32号線道路改良工事等に3480万円、鳥屋地内農道整備事業に1800万円、町道鹿島法師倉線道路改良工事に1210万円、公共施設太陽光発電設備等導入可能性調査業務に808万5000円、観光トイレ改修工事に920万5000円、旧第3保育所跡地分筆業務および擁壁工事に255万5000円を予算化した。