記事

事業者
千葉県睦沢町

来年4月にDB公告/基本計画策定等プロポ/睦沢町 睦沢中改築

2025/03/11 日刊建設タイムズ

 睦沢町は「睦沢中学校校舎建設事業基本計画策定および事業者選定アドバイザリー業務委託」の公募型プロポーザルの実施要領を公表した。委託期間は、契約締結日から2026年12月15日まで。委託上限額は5600万円(25年度4100万円、26年度1500万円)。睦沢中学校校舎建設事業は、睦沢中学校を改築するもので、整備手法に設計・施工一括(デザインビルド)発注方式を採用。26年4月に事業者公募を開始し、10月の仮契約締結を経て、26年度第3回定例議会で契約承認を求める運び。

 事業者選定後は、27年度までに基本設計・実施設計をまとめ、28年度の着工、29年4月の完成を目指す。その後、既存校舎を解体する見込み。

 建設地は、上市場1500にある睦沢中学校敷地内(敷地面積3万4769㎡)。改築に当たり、仮設校舎は設けない想定。既存プールを撤去する可能性もある。

 既存校舎はRC造3階建て、延べ床面積3426㎡、1968年の建築。改築後の延べ床面積は、既存校舎と同等規模の約3500㎡を見込んでいる。

 アドバイザリー業務の内容は、基本計画策定に係る支援、事業条件等の検討、事業者の公募に必要な各種資料の作成、事業者選定支援など。

 基本計画では、避難場所としての機能、カーボンニュートラル、省エネルギー、省資源化、社会情勢の変化、デジタル社会の進展などに留意し、基本方針、施設計画方針、施設規模、園小中一貫教育のための施設形態を見据えた配置計画、備えるべき機能、構造・設備の基本的方向性、概算事業費などをまとめる。

 プロポーザルの参加資格は、町の2024~25年度競争入札参加資格名簿に「種別:コンサル」で登録され、15年4月以降に地方公共団体等が発注する学校施設整備に係る基本計画(基本構想)策定業務または実施設計業務、さらに設計施工一括発注方式の事業者選定アドバイザリー業務もしくは建築物の整備を伴うPFI等の事業者選定アドバイザリー業務を元請けとして受注した実績があることなど。

 今後は、4月2~15日に参加表明書の提出を受け付け、18日に参加資格確認結果を通知。21日から5月20日まで業務提案書などの提出を求め、23日のヒアリング審査を経て、6月上旬に優先交渉権者を公表する運び。

 プロポーザルに関する質疑応答については、4月2~10日に提出を受け付け、18日に回答する。

 校舎耐力度調査業務は、千町村建築研究所が担当した。敷地測量業務については、三陽測量設計が25日までに終える予定。

 24年6月25日に告示された町長選挙で2選目を果たした田中憲一氏は、7月29日の就任式で「老朽化した睦沢中学校の改築に力を入れていく」とした。

 園小中一貫教育を推進するに当たり、睦沢中学校北側に隣接する山林など2・2haを含む周辺敷地2・8haの活用を想定している。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら