県諏訪地域振興局農地整備課は本年度に着工した諏訪平地区(諏訪市豊田)の経営体育成基盤整備事業で、第2弾工事となる第2工区水路農道その1工事を4月下旬にも公告する。10日の農政部建設工事請負人等選定委員会で入札参加資格を決めた。発注規模は税込み予定価格1億6000万円以上5億円未満。
昨年9月に発注した初弾工事は藤森土木建設(諏訪市)が3億1700万円(税抜、対予定価格93.3%)で落札。当初、本年度の工事発注はこれだけの予定だったが、補正予算を有効活用し25年度に計画していた工事の一部を前倒して発注する。
今工事の概要は用水路工L693m(塩化ビニル管φ300㎜)、排水路工L840m(排水フリュームB500~700㎜×H600~800㎜)、道路工L586m×W2.5(3.5)m(敷砂利t10㎝)、区画整理工(表土整地)A5.4ha。工期は約690日(27年3月まで)。
入札方式は総合評価落札方式(工事成績等簡易型)。入札参加資格は土木一式1007点以上、県内本店、主任(監理)技術者に1級土木施工管理技士等配置。工事名は「令和6年度経営体育成基盤整備事業諏訪平地区第2工区水路農道その1工事」。総合評価の価格以外の評価項目は3月の県総合評価技術委員会で決める。
同事業は、ほ場の大区画化、暗渠排水の設置、用水路のパイプライン化など、耕作者が農業をしやすいよう農地を再整備するもの。宮川と鴨池川に挟まれた区域を第1工区、鴨池川と武井田川に挟まれた区域を第2工区として進める。今回発注する工事箇所は第2工区の一部で、25年度には今回発注する工事の南側エリアの工事発注を予定している。
全体事業内容は区画整理A42ha、用水路(パイプライン)L5000m、排水路L6000m。事業期間は22~28年度までの7年間。総事業費は14億4000万円。