記事

事業者
群馬県草津町

25年度当初予算を公表

2025/03/12 群馬建設新聞


草津町(黒岩信忠町長)は11日、2025年度当初予算を公表した。町道土橋舟の尻線など町内5路線で行う道路新設改良事業の工事費6461万1000円を確保した。また、社会資本整備事業工事費4765万2000円では、温泉門駐車場で拡張工事をメインに実施する。千客万来事業会計では、天狗山レストハウスのA棟解体工事などで固定資産除去費9037万5000円を盛り込んだ。

一般会計総額は56億6356万8000円とし、前年度比12・2%増となった。工事請負費総額は2億8245万円で同比39・5%減。

道路新設改良事業では、草津地内の町道土橋舟の尻線の道路改良工事として側溝の布設替え、路盤材の入れ替え、舗装の打ち替えを計画している。このほか、町内4路線での整備を予定している。

社会資本整備事業として行うのは、温泉門駐車場(草津454-6)の拡張工事。拡張する規模は大型バス6台分程度を見込んでおり、25年度に工事を発注する。

また、同事業では草津地内の中央湯畑通りで道路整備を設計を委託する。設計委託料として566万5000円を計上した。隣接する中央通りで、車道部分を石畳風の舗装や歩道部分を御影石の石畳が整備済みとなっており、同様の整備を行う計画としている。

中島地内の中島住宅では、屋根の改修工事を計画している。全10棟のうち、老朽化のため施工を行うのは1棟となっている。町営住宅の改修事業は例年計画的に実施しており、26年度以降も入居申請や予算状況を見ながら計画する方針。

千客万来事業会計では、建て替えが進む天狗山レストハウスのA棟の解体工事費を盛り込んだ。同施設は1976年竣工、RC造(一部S造)でA棟とB棟が並んで立地しており、2棟合わせた延べ床面積は3273㎡となっている。

建て替えは、国際競争力の高いスノーリゾート形成促進事業の一環として行っており、スキー場を冬期だけでなく通年で営業できるように整備し、観光客の増進を目指してデザインを一新し利便性も向上させる。また、旧施設については老朽化が進んでおり、耐震化も未実施であることを受けて建て替え工事を行っている。

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら